押し球と引き球、再現性が高いのはどっち?

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C級の方向けの記事です。

フリーボールからスタートで、的球をポケットに入れ、手球をこのエリアにコントロールしたい場面。

押し球でコントロール。

引き球でコントロール。

再現性が高く、ポジションが安定するのはどちらかわかりますでしょうか?

正解は、

押し球です。

押し球、引き球、それぞれ1回のみのトライですと、もしかしたら引き球成功、押し球失敗という方も可能性もありますが、それぞれ10回、あるいは100回と数を増やして検証していくと、ほぼ間違いなく押し球の方が安定してくるはずです。

今回はその理由を説明します。

まず、押し球、引き球、それぞれの仕組みを確認します。

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押し球は、撞いた瞬間から順回転が始まり、手球が静止するまで一定の順回転のまま進みます。

ですので、多少撞点がズレたとしても、ある程度の距離を転がっていけば最終的には自然な順回転の状態で常に的球に当たることになります。

一方引き球は、撞いた瞬間は逆回転ですが、手球のスピードが弱まるにつれて徐々に逆回転が弱まっていき、途中一瞬無回転になり、それ以降は手球が静止するまで順回転、という性質を持っています。

ですので、撞点のズレによる回転量の違いが起きやすく、イメージとまったく違う回転で的球に当たってしまう可能性があります。

つまり、押し球はショットスピードさえ一定に出来れば、多少撞点のズレがあっても概ねポジションは安定し、一方引き球はショットスピードが仮に一定であっても、撞点やタッチのズレがあった場合はポジションは安定しない、ということです。

以上が「押し球の方が引き球より再現性が高く、ポジションが安定する」理由です。

文章だと少しわかりにくかったかもしれませんが、ご自身で体験していただくと理解しやすくなるかと思います。

色々な配置で押し引きそれぞれ試してみて下さい。