10ボールマスワリ解説1〜3

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ビリヤードの試合と言えば以前は9ボールが主流でしたが、近年徐々に10ボールの試合が増えてきて、プロの試合に限っていえば、全試合の8割近くが10ボールの試合となっています。

普段10ボールをプレーされない方は、

「ボールが1個増えるだけでそんなにゲーム性が変わるの?」

と感じるかもしれませんが、実はかなり変わります。

まず最も違うのが「コールショット」を採用している点です。

9ボールではラッキーイン、いわゆる「フロック」も認められていますが、10ボールは「指定したボール」が「指定したポケット」に入らなくてはいけないので、より運の要素が排除されます。

そして、ブレイクに求められる精度やスピードもかなり違いがあります。

最近ではラックシートを使用しての試合がほとんどなので、9ボールのブレイクは、サイドブレイクさえすれば多少厚みがズレてもほぼ100%近く入ります。しかも1個ではなく、2個、3個入ることも珍しくないので、ブレイク後は大体7個、あるいは6個となるのでトラブルが起きにくく、多少プレーが雑でも取り切れる確率が高くなっています。

ところが10ボールは、ブレイクがまず入りにくく、ノーイン、あるいは入っても1個ということもよく起きます。

そうなると、ブレイク後の配置は9個前後のスタートになることが多いので、テーブル上がゴチャついて難しい局面になることも多く、より細かな技術が必要となってきます。

というように、9ボールと10ボールのゲーム性は実は結構違います。

最近ではアマチュアプレーヤーの方々のレベルもとても高いので、上級者の試合になってくると、より実力差が出やすい10ボールを採用していることも多いようです。

B級くらいの方も、今後を見据えて10ボールを普段からプレーされている方も多いのではないでしょうか?

そこで、今後10ボールマスワリの解説動画を定期的にアップしていこうと思っています。

参考になる部分、あるいは参考にしてはいけない部分、両方あるかと思いますが、良かったらご覧下さい。

1本目はほぼ狙い通りに取り切れていますが、2本目、3本目に関しては、途中で形を崩して自ら難しい配置にしてしてしまっています…

今回はたまたま取り切れましたが、このような取り切り方が何回も続く程試合は甘いものではないので、もっと精度を上げていかなくてはならないです。