
真っ直ぐに見えません…。

「ポケットの中心」を理解することがポイントです!
錯覚していませんか?
有田ビリヤードスクール講師として、ビギナー〜C級成り立てくらいの生徒様を、今まで何人もレッスンさせていただきました。
その中で、多くの方がある共通の錯覚を起こしている、ということが分かりました。
まずはこちらをご覧下さい。
手球の中心、的球の中心、ポケットの中心、の3点が一直線上に並んでいるように見えるかと思います。
ではこちらはどうでしょうか?
手球の中心と的球の中心を結ぶ直線に対して、ポケットの中心だけ少し左にズレている様に感じる方はいませんか?
この配置、実際は3点全て一直線上にあるのですが、上記のように「ズレている」と感じる方が結構いらっしゃいます。
原因は『ポケットの中心』が曖昧だから
なぜそのように感じるのか原因を探るべく、その方達にお話を伺ってみると、
「ポケットの中心」という概念が明確ではなく、「ポケットの黒いゴム(ブーツ)の辺り」と無意識的にざっくりした感覚で狙ってしまっている、ということがわかりました。
コーナーポケットは、基本的にフットスポット(ヘッドスポット)に向かって真っ直ぐ開いています。
ですので、的球がコーナーとスポットを結ぶ線上にある時は「ポケットの中心」も「ブーツの中心」も一直線になります。
しかし、的球がレールの方によっている時は「ポケットの中心」と「ブーツの中心」はかなりズレることになります。
それを意識せずに構えてしまうと、
このように狙ってしまいがちです。
「ポケットの中心」というのは「ブーツの中心」では無く、「入り口の中心」です。
狙う時はしっかりと「入り口の中心」を意識するようにしましょう。
ちなみに、同様の錯覚がサイドポケットでもよく起きます。
これは大丈夫でも、
これはポケットの右側に外してしまう、みたいなことです。
サイドの場合もコーナーの時と同じで、しっかりと「入り口の中心」を意識して狙うことが大事です。
ということで、初心者の方にありがちな錯覚の説明でした。
【錯覚を起こしにくくする為にも確認しておきましょう↓】
